
サーチコンソールから読み解く、ブログCTR(クリック率)の目安と掲載順位の関連性について解説していきます。
クリック率と掲載順位を分析するために必要なのが、Googlサーチコンソールです。
ブログ運営で意識されているのが「掲載順位」ですよね。
記事が上位表示されることで読まれる可能性が高くなるので、
そのため良質な記事を書いていくことが重要視されます。
とはいえ、1ページ目の1番上に表示させるには、
キーワード選択にもよりますが難易度が高くなりがち。
そこでチェックしたいのが「CTR」クリック率の改善です。
CTRを改善することで、SEO流入にも繋がりやすくなります。
では、CTRと掲載順位の関連性について詳しくお伝えしていきますね。
CTR(クリック率)とは
CTRとは、Google検索エンジンに表示され、ユーザーにクリックされた割合を計算したものになります。
要は、どれだけ記事をクリックしてもらえたのかになります。
1度もクリックされなければ、もちろんCTRは「0」になりますが、
web分析するためのCTRの数式があります。
CTRの求め方
CTRの数式は、
- 表示回数÷クリック数×100=CTR(クリック率)
このように計算されています。
例えば、
- 表示回数が150回
- クリックされた数が10回
このような記事の場合は、上記の計算式にすると、
- 150÷10×100=6.7
この記事のCTRは、6.7%となります。
CTRの平均的な目安
CTRの計算式は理解できたとして、その数値は改善したほうがいいかの判断が分かりませんよね。
CTRの平均的な目安としては、
- 2~3%
この数値になります。
CTRが上昇すれば掲載順位も上がる
CTRが上昇すれば掲載順位も上がってきます。
冒頭でもお伝えしたように、「掲載順位」は意識している人はいますが、
CTRを意識している人は意外に少ないんですよね。
理由は、掲載順位が上がればクリック率も上がると思っているので、
どうしてもCTRを改善することを省いてしまう傾向にあることなんです。
もちろんどちらも重要視すべきですが、CTR改善をすることでアクセスを増やし、
収益にも関連してくるのでチェックはしておきたいところです。
順位とCTR(クリック率)の関連性
順位とCTRの関連性について、SEOClarityによる、2021年のCTR調査にて日本での掲載順位とCTRについて分析し算出したものになります。
下記の表で見ると、1位のCTRは「13.94%」で、2位は「7.52%」と、かなりの差がでてきます。
5位から10位までは、あまり変わらない数値だということが理解できるのではないでしょうか。
順位とCTRの基準値(日本版)
- 1位 ⇒13.94%
- 2位 ⇒7.52%
- 3位 ⇒4.68%
- 4位 ⇒3.91%
- 5位 ⇒2.98%
- 6位 ⇒2.42%
- 7位 ⇒2.06%
- 8位 ⇒1.78%
- 9位 ⇒1.46%
- 10位 ⇒1.32%
引用元:SEOClarity
CTRの数値を基準に、ブログやサイトを改善できるので見直しをしてみましょう。
ただ、検索クエリによって、CTRが高かったり逆に低かったりすることもあります。
CTRが低い理由は
検索結果にリスティング広告が表示された場合、平均のCTRより低くなる傾向があります。
CTRは、検索結果の画面によっても大きく変わってくるので、
サーチコンソールでの分析は重要ですね。
CTRの変動理由は
CTRは、クエリの特性によって変動が大きくなります。
一般的には、旅行、教育、医療、不動産などのジャンルはCTRが高くなる特性があります。
ただ、専門知識が高いジャンルは誰でも取り扱うことができません。
一般の人が、CTRの効率化を目的に参入してもwebに表示されないので要注意です。
参入できないジャンルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
”健康ブーム”と言ってもいいくらい、皆さんの健康に対する意識は高くなりました。ニーズのある話題を、ブログで発信すれば多くのユーザーから、アクセスを集めることができますよね。食事、運動、サプリメント等、すべて健康に関することですが、これをブログの記事にする時には、気をつけなければいけないことも多くなります。健康に関するジャンルでブログを始めたい人に向けて、注意してほしいことを解説していきます。
他には、
- 緊急性のあるクエリ
- 比較を伴うクエリ
この2つによって、CTRの変動もあります。
例えば、
皮膚に炎症が起こった場合、原因と改善方法を検索したとします。
これが緊急性のあるクエリになります。
比較を伴うクエリは、春の新色口紅を購入したい場合、
たとえ1位の記事を見たとしても、2位や3位の記事も見られる可能性が大きいということです。
この場合、掲載順位が2位や3位でもCTRが高いケースもあります。
CTRの改善方法
CTRが平均数値よりも低いページは、改善していく必要があります。
特にCTRがいつまでも経っても「0」のページは、誰にも興味を持たれていないことになります。
このようなページは、
- キーワード選択ミス
- 記事の質が悪い
- タイトルが悪い
このような理由が考えられます。
記事のリライトするか、新規に書き直すか改善していきましょう。
タイトルを変える
CTRを上げるためには、クリックしたくなるようなタイトルにします。
タイトルのポイントとしては、
- 検索キーワードを入れてサブタイトルを入れる
- 難しい漢字や外国語は使わない
- 数字、印象的な単語を使う
- 内容と異なるタイトルにしない
このように工夫しながら作成していきます。
よく分からない人は、検索しながらトップページの上位の記事タイトルを参考にしてみるのも1つの方法です。
よく使われるタイトル単語
言葉1つで、心理を動かせる単語を使うと効果的です。
- 簡単!
- 3ステップ
- 今すぐ
- ~してみた
- 〇〇まとめ
- 誰でもできる
- たった1日で
- 今だけ
- 実証
- 〇〇一覧
- 今すぎできる
- 5条件
- 〇日限定
- 検証
- 完全版
- 〇〇しながらできる
- 2つの違い
- 数量限定
- 結論
- 保存版
- 初心者でも安心
- 3週
- 期間限定
- 全て公開
- 失敗しない
- 1つの工夫
- 必見
- 10倍高める方法
- 3つのポイント
- 10秒で
- 5つの手順
- 2つの裏技
- 4つの要素
- 7つの習慣
- 3つの法則
人の心理を突く単語を、キーワードと組み合わせて使うと効果的です。
いくつか組み合わせを考えて、クリックされそうなタイトルを使うといいですね。
まとめ
今回は、サーチコンソールから読み解く、CTRの目安と掲載順位の関連性について解説しました。
CTRと順位は、集客には欠かせない数値になります。
- 上位表示させるには、タイトルを改善しCTRを上げる
- 上位表示させるには、良質なコンテンツに改善する
webマーケティングは、ちょっとした改善で向上するので日々の積み重ねが大事になります。
CTRの見直しは意外に見落としされている部分なので、改善の余地がまだあるのでチェックしていきましょう。