再雇用制度を迷っている人に向けて、再雇用の現実について、メリット・デメリットを分かりやすくまとめてみました。
50代に突入すると、そろそろ定年退職が頭によぎってくることでしょう。
定年したら、その後の仕事はどうするのか?悩む方も、多いのではないでしょうか?
- 定年退職して別の仕事に再就職するか?
- 再雇用制度を利用して今の職場で働くか?
働く意思があれば、どちらかを選択する必要があります。
再就職となれば、新たな職場を探さなければならないので、時間や労力を使います。
その点、再雇用制度を利用すれば、同じ職場で働くことができるのスムーズに移行することができます。
そもそも再雇用制度とは、どういう制度なのか?
定年年齢を65歳未満に定めている事業主は、その雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を実施する必要があります。(高年齢者雇用安定法第9条)
「継続雇用制度」とは、雇用している高年齢者を、本人が希望すれば定年後も引き続いて雇用する、「再雇用制度」などの制度をいいます。この制度の対象者は、以前は労使協定で定めた基準によって限定することが認められていましたが、高年齢者雇用安定法の改正により、平成25年度以降、希望者全員を対象とすることが必要となっています。
国が決めた制度で、希望すれば65歳まで働くことができます。
しかし、企業によって差はありますが、再雇用の給料は「減給」となります。
現役から比べると、半分近くまで減給された人もいるそうです。
再雇用制度はみじめ?メリット・デメリットとは?
私の知り合いで、再雇用制度を使っている人がいますので、参考例としてお伝えしていきます。
再雇用を利用する時に、2つのパターンがあるそうです。
- 会社側からの要求
- 自主申請
会社側から定年後も働いて欲しいとお願いされた場合と、自分から働きたい意思を示す場合になります。
私の知人のケースは、会社側からお願いされた人は、1年間だけ働いて退職しています。
自分から申請した人は、3年間働いて退職しました。
再雇用を利用しても、65歳まで働いていないことになります。
理由を聞いたら「できるなら再雇用制度は使わなほうがいい」との答えが返ってきたのです。
長年勤めてきたからこそ感じる違和感、そして、自身のみじめさも感じていたようです。
正しく利用するためにも、再雇用制度のメリットとデメリットを、まとめてみました。
メリット
再雇用制度のメリットは、2つあります。
- 今まで働いてきた場所なので急激な変化もなく働ける
- 年金受給金額を増やせる可能性がでてくる
再雇用制度を使えば、同じ職場で働くことができるので、時間と労力が再就職よりも軽減されます。
また、厚生年金は70歳まで加入できるので、再雇用で働けば年金額が増えるといったこともあります。
デメリット
再雇用制度のデメリットは、2つあります。
- 雇用体制が変わるため、給料が今までよりも下がる。
- 立場やプライドが気になる
再雇用制度は、雇用体制が変わるため「正社員」扱いにはなりません。
原則として給与は、働く日数によっては、現役の半分まで減る場合もあります。
ようするに、給料は減額されることになります。
再雇用は、現役の延長というわけではないことを、認識しておくことが重要です。
同じ職場で働いていても、現役より給料が減額されたら、みじめな気持ちになりますよね。
給料の減額や、周りとの調和になじめない、と、いったケースで辞めてしまうこともあります。
再雇用制度の評価
再雇用に対しての、声をまとめてみました。
45才定年制になったら、他の企業だって同じく定年になって、どこが雇ってくれるのか?嘱託か、起業?もしこれが当たり前の制度になるなら、正社員として雇用する受け入れる先や再雇用制度もキチンと出来てないと、年金貰うまで(これすら不確か)の数十年路頭に迷う人もでてくる気がしてならない。
— なゆ。 (@nayu7Umin) October 10, 2021
弊社ちゃん60定年した人間が全員再雇用制度使ってるのつまり60まで働いても生きていけるだけの金がもらえてねえってことだよな?むりなんだよな
— まりもりs🐣 (@MFliebe) October 9, 2021
年金対策の再雇用制度は、満足に働く気のない我儘なOBが職場に居座ってしまって、その分現役層の人員が減らされるので、ハズレくじ引かされるとたまったもんじゃないのよね。
実際、ハズレくじがいるんだけどさ。— 湖太郎 (@kotapo) October 6, 2021
再雇用制度があるのは良いけど
再雇用されたのなら
前までの役職を引きずらず
仕事をしてほしいものだ。皆が皆ではないけど
役職付きだった人が指示されないと
動かないってポンコツ過ぎだろ😓まぁだから他業種にイケなかったのか
行かなかったんだろうけどね。再雇用者が使えない人だとキツいな
— RX (@gutti4) October 4, 2021
人生100年時代って、現役が延びるなんて簡単な話じゃなくて、現役として切り捨てられる価値観がむしろもっと加速することだと思う。再雇用制度なんかは定義としくみを変えないと早晩チグハグになって続かんと思うし、その後の40年をどうするかは、パラダイムシフト級の変革をするしかないだろうとも。
— ちわ (@ririkoino) October 1, 2021
もう怪しくなったというか、逃げ切りは無理と覚悟を決めよう。良い給料、待遇を享受できるのは、サラリーマンでいられる間だけと覚悟しよう。定年になれば、一時金として支給される退職金と、思ったより少ない年金だけ。再雇用制度なんかあてにしていたらジリ貧になります。#副業 #アラフィフ
— 和泉 弥 |アイコン変えました (@wataru_SSB) September 30, 2021
再雇用制度の評価は、満足する制度とは言いがたいように感じますよね。
社会情勢の著しい変化により、再雇用含め、高齢者の働き方も変わってくるかもしれません。
みじめな思いをしないために、50代からするべきこと
定年退職になって、みじめな思いをしないために、今からできること、すべきことはなにがあるのか?
これからの時代は、考え行動していくことが大事なように思っています。
対策としては、
- スキルを活かせる仕事に再就職する
- スキルを活かしてフリーランスとして働く
どちらも自分のスキルを活かして、仕事に臨むことで、張り合いもでてきます。
そのためにも、自分の能力を高めることが重要です。
現代においても、能力やスキルがある人が、重視されていますよね。
人より優れた能力や知識を取得することで、自分自身の強味になってきます。
それぞれ、解説していきますね。
スキルを活かせる仕事に再就職
スキルや知識があることで、それを活かせる仕事につくことができます。
それだけ、仕事の選択肢が増えることに繋がってきますよね。
また、仕事に対する意力や意識も変わってくるでしょう。
スキルを活かせる仕事につくことで、収入面以外にも、やりがいや、張り合いが出てくるものです。
スキルは、今までの仕事から見つけ出すこともでますし、思いつかない人は、得意とすることや興味があることを学んでみましょう。
スキルや知識は、すぐに身に着くものではないのでコツコツと経験を重ねていくことで、向上していきます。自分にできる強味を獲得しておきましょう。
スキルを活かしてフリーランスで独立
スキルと知識があれば、それを活かしてフリーランスとして独立することができます。
現代は、ネット環境がそろっているので、年代関係なくフリーランスで独立する人も増えているのです。
独立となれば、自宅を仕事場にすることもできます。
そのため、通勤による時間や労力も軽減できます。
能力に応じて、自分で仕事を選択することができる、クラウドソーシングから、始めてみるのもいいかもしれません。
クラウドソーシングに登録すると、自分のスキルを活かせる仕事や、フリーランスの概況など、把握することができます。
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まとめ
今回は、50代に知っておきたい「再雇用制度」厳しすぎる現実の実態!についてお伝えしてきました。
私は50歳になって強く60歳からの生き方について考えました。
それには、今から何をすればいいのか?
今、できることから始めてみようと思い行動しています。
何もしなければ、みじめな老後しか待っていませんからね。
自分にできそうなことを、何か1つ考えて行動すれば、スキルは自然に身ついていきます。
多様化する社会を考えると、スキルを持つことは自分の武器になります。
シニアの多くが問題としている「みじめ」になること。
この気持ちを、払拭できるのは、自分自身の考えと、行動1つということになります。
今後も変化する社会の中、働き方や、生き方を考え直し行動することって重要だと思いませんか?