
非正規でいることで毎月の生活がギリギリなのに、
老後はさらに不安とお悩みの人に向けて、
老後を乗り切るために、やっておくことや対策を
まとめてみました。

転職しても、年齢的にも正社員は難しいですよね。
働ける仕事と言えば、介護やスーパー、宅配などは年齢関係なく雇用もあるかもしれないけど、
これから先、ますます体力的に厳しくなるし、けど働かないと老後も生活できなくなるし
なんとか対策しなきゃって思う。
非正規雇用で働く独身女性は、このまま老後を迎えると厳しい金銭的な問題が発生してきます。
働けなくなった老後には、お金の工面をすることは容易でありません。
老後にお金が無かった場合、どのような生活を過ごしていくのか不安材料が多くなります。
「今でも、厳しいのに老後の蓄えなんて考えられない!」
と思っていても、避けては通れない老後の問題が必ず来ます。
例えば、
- 住まいの問題
- 病気の問題
- 精神的な不安
老後のお金が無いと不安をずっと抱えながら生きていくことになります。
お金の重要さが現実に直面してくることでしょう。
では、非正規で働くことで老後どのように過ごせるのかを見ていきましょう。
独身者、非正規女性の問題は深刻
現在の日本は、女性の6割から7割が非正規雇用という現実が社会問題としても大きくなっています。
60歳を迎える頃には、働ける場所があっても”今よりさらに少ない給料”になることは間違いありません。
非正規雇用の現実と、老後までの対策について考える必要があります。
- 正社員と非正規の年収比較
- 雇用形状の割合
- 年金問題
- 老後資金
では、非正規問題を詳しくみていきましょう。
正社員と非正規社員の年収の比較
正社員女性と、非正規女性では年収幅にも、かなりの差ができます。
年収の差は、約100万前後の開きとなっています。
老後の資金に回せるお金が正社員では可能ですが、非正規ですと余裕がかなり無いことが分かります。
こちらは厚生労働省:賃金構造基本統計から参考にしたものです。
グラフのピークの部分で見てみると
- 非正規(派遣)200~300万円
- 正社員 300~500万円
正社員と非正規では、約100~200万円の差があります。
それだけ非正規雇用の場合、金銭的にゆとりが無いことが理解できますよね。
雇用形状の割合
雇用形状は、「正社員」「非正規」「パート・アルバイト」になります。
- パート・アルバイトが全体の40%
- 非正規(派遣・契約)25%
- 正社員が20%
全体的に見ると正社員よりも、パートアルバイト率が高いことがわかります。
これが、今の日本の雇用形状と言うことになります。
それだけ正社員で働けてる人が少ないということが分かると思います。

非正規とパート・アルバイト率が高いことから
日本の個人消費率も悪く、国内景気も良くならないように思います。
非正規だから収入が少ない、という問題よりも日本の雇用体制が崩れてきているからではないでしょうか。
今後もよくなるとは思えないので、”個人での対策は重要”になってきます。
年金問題
非正規雇用でも、厚生年金に加入していれば国民年金よりは多く貰えます。
しかし、収入や、働いていた期間が短かったりすると年金額に差がでてきます。
公的年金は、勤務年数や年収額に応じて変動するので、実際いくら貰えるのか確定はしていないのです。
また、年金受給年齢も年々変わってきているので、どのタイミングで申請するかによっても貰える金額も変わってきます。
- 国民年金⇒ 毎月6万円
- 厚生年金⇒ 毎月15万円
厚生年金は、先ほどもお伝えしたように、収入や勤続年数により変動があるので15万円より少なくなることもあります。
また年金から、社会保険料を差し引かれるので、手取りで貰える金額は、さらに少なくなります。
考えただけでも、年金だけでは生活することが難しくなってきます。
これを補うためにも、老後資金を確保することが前提になってくるのです。
老後資金
非正規の場合、収入が低いために老後資金に回せるお金がどうしても不足しやすくなります。
これでは老後生活に絶望しかありませんよね?
また、一般的には、独身者が老後にかかるお金は、3.000万円といわれてます。
この数字は、あくまで一般的なのでライフスタイルによっては、3.000万も必要ない人もいると思いますが、3.000万円必要だとして、計算してみると
- 72万(年金)×20年=1.440万円
- 3.000万ー1.440万=1.560万円
最低でも1.560万円を貯金しておく必要があることが分かります。
また、今後は健康面での不調などで医療費の負担や、不意な出費も多くなることも想定しなければいけません。

公的年金は約束された金額では無いので、今後変動はあります。
お金の問題は、避けて通れないので今から対策を考えることが重要ですよね。
50代独身女性が貧困からの脱却するには?
非正規社員で働き続けていれば、老後の資金準備や年金が少なくなることは目に見えてきます。
今すぐに、正社員へ転職することが1番いいのですが年齢的な問題、特別なスキルが無ければ厳しい現実となります。
今後は、どう対策をとれば良いのか、まとめてみました。
- 老後資金を目標にしない
- 収入源を増やす
- 老後も働ける仕事
今の収入源の他に、別の収入源を持つことです。
老後も無理なく働けることが重要です。
では、詳しくみてきましょう。
老後資金を目標にしない
老後資金は、定年後に働くことができなくなった場合に必要とされているお金です。
収入源がゼロになった場合に、この資金で生活をしていくことが前提とされています。
仮に、生涯現役で働けるならば、この資金は必要ないか、もしくは、これほど多くの貯金をしなくて良いことになります。
収入源を増やす
1番状況を変えやすいのは「働く」ことです。
公的年金をもらいながら、不足分を働いて補えば高額な老後資金は要らなくなります。
また、働くことで収入を得られるので老後の不安を和らげることにも繋がってきます。
資金を取り崩して生活しているよりも、不安のスピードは緩やかになるので気持ちの上でも働くことはメリットとなります。
老後も働ける仕事
雇い主側(会社)からすれば、年齢的なことで雇ってもらえる可能性は少なくなります。
特別なスキルがあり、雇用主が必要な人材だと思えば老後も働ける可能性はありそうですが少数派です。
女性が老後が働ける職種を見ていきましょう。
- 介護職
- コールセンター
- 看護師
- ケアマネ
- スーパー関係
- 調理補助
- 清掃関係
その他にも、自分で起業をしたりフリーランスで働けば、年齢制限もないのでいつまでも働くことができます。

年齢を重ねても、健康である限り仕事を頑張って成功している人もいます。
例えば、資格やスキルを磨いて
- お料理教室
- アロマサロン
自分のお店を開業する女性も多くなりました。
また、インターネットを利用しネットビジネスを始め収入を得て生計を立ててる人もいます。
起業することで、会社に振り回されることもなく自分で稼ぐことができます。
多様化が進むにつれて、起業を始める人は多くなってきているのです。
いつまでも仕事があるとは限らないので、1つの仕事で満足せずに複数の収入減を確保しておくことは必要になってきます。
自宅で仕事ができる、副業をまとめた記事も参考にしてみて下さい。
社会の多様化で変化してきた今、副業が認められるようになってきました。そのため、副業を始める人が増えてきているのです。その多くは、在宅でも仕事ができるものを選択している人が多いのです。50歳からでも始められる副業ってなにかあるのかな?私にもできるのかな?そんなお悩みの人に向けて、在宅にいながらできる副業についてまとめてみました。
まとめ
今回は、50代女性の半数以上が非正規社員である現実から、今後の老後への問題をどう対策するかを解説させていただきました。
収入が増えない現実は、今だけの問題ではなく老後の年金にも左右されてきます。
また、老後資金も貯めることができないとなると厳しい老後しかありません。
老後の1番の悩みは、お金です。それと同時に、「いつまで働けるのか?」先々の不安を持ってる人は多くいます。老後のお金が不安、いつまで仕事があるんだろう?そんな老後が不安な人に向けて、定年までに準備しておきたいことをまとめてみました。
50代の今から老後も働ける仕事を探しておくことで、少しでも不安を無くすことができる対策だと思います。
老後直前になって、できることでもないので早め早めの行動をしていきましょう。

老後を迎える時に、今後の公的年金が今と同じ金額をもらえるとは限りません。
現在も、わずかながら年金額は下がっています。
厚生年金だとしても、住居が賃貸ですと安い物件に変えなければ年金だけでは生活が苦しくなります。
また、医療費も増えてくるのことを前提にお金の確保はしておきたいもの。
老後になる前に、複数の収入源を確保しておくことで不安要素を少しでも無くすことを考えておきましょう。