この記事では、50代の非正規で働く女性に向けて、これから先の働き方や老後の生活への不安をいかに軽減していくかについての対策を解説しています。

実はシングルの5割が非正規で働いているのをご存じでしょうか?

非正規で働く理由としては、

  • 自らの本意で選んでいる人が70%弱
  • やむを得ず選んでいる人が40%弱

このようなデーターもあります。

1人で働き、1人で暮らす50代のシングルにとっては、非正規で働くことは不安が大きいですよね。

しかし、不安なのはあなただけではなく、多くの女性が働き方に対して悩んでいる現実があります。

杏

この記事で分かること
・独身・非正規50代が直面する3つの現実とは?
・独身50代の本音とは?
・これからの人生に安心を持つための行動とは?
・完璧を求めず行動することの重要性とは?

最後まで読んでいただくことで、非正規でも不安を取り除き、今後の生き方を変えることができます。




独身・非正規50代が直面する厳しい「現実」

最初に、非正規で働く独身50代が直面する現実についてお伝えしていきます。

非正規で働く理由としては多いのは、

  • 不景気により派遣になった
  • 体力や病気など健康の理由
  • 経験不足
  • 正社員になることへの恐れ(自信がない)
  • 年齢の壁

上記の理由から派遣で働いていることになります。

では、直面する現実をみてみましょう。

安定しない収入の不安

非正規で働くことで、収入が安定しないことによる不安があります。

例えば、

  • 時給制により休みが月により収入が減る場合がある
  • 契約期間が終わると次の仕事まで収入が無い場合がある

このように収入が安定しないことが不安の要素になってきます。

杏

企業によって年齢的な壁があれば、次の仕事がなかなか見つからない場合もあるのではないでしょうか

    老後資金の不安

    収入が安定しないことから、老後資金への不安へと繋がってきます。

    生活をするだけでも大変なうえに、貯金をする余裕がないといった現実があります。

    昨今では、物価高騰により

    • 賃貸料
    • 光熱費
    • 食品

      などが、値上がりしていることにより生活費の負担も大きくなっています。

      また、年金だけでは生活できないことから、近い未来の老後生活に大きな不安がのしかかってくるのではないでしょうか。

      健康や介護の不安

        50代からは、健康面でもとても不安に感じることが多くなります。

        例えば、

        • 健康診断で悪い数値がでた
        • 寝ても疲れがとれない
        • 体力不足で敏速に動くことができない

        年齢と共に、身体に異変を感じやすくなります。

        運動や食事に気をつけ生活することで改善はできますが、収入が安定しないことでジムに通えない、バランスの良い食材を買う余裕がない。

        と、いった問題も出てきます。

        また、老後にもしも介護が必要になった時など、どのようにすれば良いかなど課題は多くなりますよね。

        杏

        収入が安定しないことにより、これからの生活や老後のことなど不安しかない。
        このように思っている人も多いのではないでしょうか

        独身50代のリアルな声ってどうなの?

        ここでは、実際に50代で非正規として働く独身女性のリアルな声をいくつかご紹介します。

        気づいたら老後資金ゼロでした

        54歳・販売員パート・独身

        t

        20代からフルタイムで働いてきました。
        でも、非正規だったので昇給とかボーナスもほとんどないくらいです。

        貯金はしていたつもりではいたけど、気づいたら100万円くらいしかありません。

        今までなんとかなるって思っていたけど、年金の見込額をみてゾッとしてしまいました。
        年金では生活できないことにもっと早く気づいていたらと、後悔しています。

        この日から、寝る前に「このままじゃまずい・・・」と頭の中がグルグルし眠れない日もあります

        倒れたら誰に頼ればいいんだろう?

        56歳・派遣・独身

        A

        身体は元気だし、今の仕事も嫌ではありません。

        でも最近、体調を崩した時に「もし動けなくなったら誰が助けてくれるんだろう」って考えるように・・・
        実家は遠く、家族とは疎遠状態です。

        友達も、それぞれ自分の生活に忙しいし、こういった話は頼めないこともあると思うんですよね。
        何かあったとき1人きりって、想像以上に怖いことだとゾッとしています。

        50代になって気づくことが遅いと後悔しています

        頑張っているのに報われないって思っちゃう

        55歳・飲食パート・独身

        M

        週5で立ち仕事をしているけど、正直、若い子よりも働いているって自負もあります。

        でも時給は上がらないし、社会保険もギリギリ。
        先のことを考えると、何のために頑張っているんだろうって気持ちになっています。

        同じ年齢で正社員で働いている人を見ると、何となく悔しい気持ちになります。
        でも、今から転職しても年齢的に落とされるのが目に見えている。

        だから、不満があっても動けない。
        そんな自分に嫌気がさして気分が落ち込むときがあります

        貯金150万円でどう生きていけばいいのだろ?

        53歳・派遣・独身

        C

        40代で離婚をし、今は1人暮らしの非正規で働いています。

        生活するのに精一杯な収入しかありません。
        一時は、ダブルワークをしてた時もありましたが肉体労働だったため体調を崩し断念しました。

        貯金は150万円ほどしかなく、このままの状況でいいのか?と、自問自答することが多くなりました。
        良いわけないことは承知していても、なにから始めていいのか分からないので動けません。

        また無理してしまうことで体調不良になることも怖いです。
        この先、どう生きていけばいいのか正直わかりません

        杏

        非正規で働く女性の収入は200万円未満が圧倒的多く、約6割がパートやアルバイト等の時給で働いているといった現実もあるそうです。
        けど、正社員だとしても保険や税金が高くて、けして良いとは言えないのも現実だと思います

        これからの人生に「安心」を持つための行動

        次に、これからの人生に安心を持つための行動について解説していきます。

        人生を少しでも安心するためには、現状を変えていかなければなりません。

        まずは、何をすべきかを把握しておくことで行動に移しやすいのではないでしょうか。

        そこで、不安要素の大きい3つをお伝えしていきます。

        働き方の見直し

        収入を増やすことを考えると、必然的に働き方の見直しが必要になります。

        例えば、

        • 収入アップできそうなシニア専用の求人サイトで探す
        • 自宅でできる副業を始める

        シニア専用の求人サイトは、年齢枠がすでに決められているので職種だけで選択することができます。

        今よりも収入が高い求人を選ぶことがポイントです。

        自宅でできる副業は、webを使う副業です。

        ブログやクラウドワークスを活用することで、収入を増やすことができます。

        公的支援制度の確認

        国による公的支援制度を確認してみましょう。

        頼れる制度を知っておくことで、気持ちも楽になるのではないでしょうか。

        確認しておいた方がよい制度は主に3つ、

        生活保護制度
        • 資産や収入が基準以下の人が対象
        • 働ける仕事がなく休職中で家賃の支払いが困難

        上記の人が対象になりますが、さらに条件や審査などがあります。

        相談窓口は、お住まいの市町村の「福祉事務所」になります。

        医療費の減免制度
        • 低所得世帯(住民税非課税)の方
        • 失業や病気などで一定の収入減少があった方

        上記の方が対象になります。

        国民保険料の減免、医療費の自己負担軽減など支援してくれます。

        相談窓口は、市町村の「国民健康保険課」になります。

        高額医療制度
        • 1ヵ月に医療費が一定以上かかった方(入院や手術等)

        上記の方が対象になります。

        ただし、所得により上限や入院時によるベッド、食事代は対象外となります。

        請求は後日となるため、病院窓口では一時金が必要になります。

        請求は、国民健康保険でしたら市町村の「保険課」、社会保険でしたら保険証の発行元「協会けんぽ」になります。

        杏

        制度利用は恥ずかしいことではないので、誰にも頼れないからこそ国や自治体の制度に頼る選択が大事ですよね。

        使える制度を知っておくことで、安心できると思います

        健康・介護に備える

        健康を意識し、いざという時の介護に備えることは大事です。

        健康あってこその、仕事への活力になるのではないでしょうか。

        例えば、

        • 身体がこわばったり
        • 睡眠が良くなかったり
        • 体重の増加
        • 疲れやすい

        このような症状が出ているのなら改善し、体調を整えていくことも重要ですよね。

        杏

        年齢と共に、何かと不具合箇所が現れてきたりしますよね。
        私もそうでした。
        食事や運動を見直すことでも、改善へと繋がることがあるので試してみる価値はあります

        大事なのは「完璧」ではなく「行動」すること

        最後に、大事なのは完璧よりも行動することについてお伝えしていきます。

        頭で考えているだけでは、変化はしません。

        「できる、できない」と、自答自問しながら完璧像を考えるよりも、まずはできることから行動に移してみましょう。

        年齢は関係ない

        年齢を理由にしないことが大事です。

        例えば、

        • 50代後半だから
        • 自分には知識やスキルがない

        など、年齢を理由に諦めて動けなくなっていることもあります。

        年齢によって縛る仕事もありますが、縛られない仕事もあります。

        年齢よりも自分にできること、やってみたいことを優先に考え行動していきましょう。

        考えているだけでは進歩はない

        頭で考えているだけでは、現状は変えられません。

        考える時間が長ければ長いほど、人はネガティブになりやすく結果、何もせず時間だけ過ぎてしまう。

        長く考えずに決断したら、即行動に移してみましょう。

        できることを実践する

        何から行動すればいいのか分からないのであれば、優先順位を決めできることから始めていきましょう。

        例えば、収入を増やしたいのであれば、

        • 年齢を絞りで求人サイトを検索する
        • webの副業を検索する

        情報を手に入れることは、誰でもできることだと思います。

        ここで情報を手にいれてから「行動する人」「行動しない人」に分かれてしまうのです。

        行動しなければ、今と同じ生活となり定期的に訪れる不安を繰り返すのではないでしょうか。

        環境を変えるのは簡単とは言いませんが、行動しなければ何も変わらないことを認識して欲しいかなって思ってます。

        言い方を変えると、不安を払拭するには、行動しかないってことなんですよね。

        まとめ:あなたの人生に「自信」を取り戻すために

        今回は、50代の非正規で働く女性に向けて、これから先の働き方や老後の生活への不安をいかに軽減していくかについての対策を解説しました。

        まとめると、

        • 非正規で働く独身50代が直面する現実は、収入が安定しないことからの不安、収入が安定しないことからの老後資金への不安、収入が安定しないことで健康管理がむずかしい(ジムに通えない、バランスの良い食材を買う余裕がない)
        • これからの人生に安心を持つための行動としては、収入を増やすためにも働き方の見直が必要、いざという時に使える国による公的支援制度を確認する、健康あっての仕事なので体調を整えることが必要
        • 完璧を考えず行動する、年齢による壁でネガティブにならないようにする、長く考えずに決断したら、即行動に移すこと、優先順位を決めてできることから始めていく

        いかがだったでしょうか?

        1人で暮らす50代のシングルにとっては、非正規で働くことは不安が大きいです。

        しかし、不安でしかないのは現状を変えていない、変えようとしていないことも理由となっているのではないでしょうか。

        最初はできることから「行動してみよう!」という気持ちで動きだしてみる。

        そこから感じ取れることもあると思うんですよね。

        感じ取ることができると方向性が見えてくるので、あとは突き進むことで自分自身に自信がついてくるでしょう。