杏

人との意見の食い違いってありますよね?「どうしても理解できない」とか「どうして分かってくれないんだろ」など、相手に対して違和感を覚えたりしてしまうこともありますよね。そんなときにどう対処したらいいのかをお伝えしていきます。

人との関係性には、様々なパターンがあります。

  • 仕事関係
  • 家族関係
  • 交際関係

ざっくり分けると、このような分類になります。

相手の考え方や、振る前に対して起こる「違和感」が時として現れます。

その違和感を相手に対して、

  • もう少し言い方を変えて欲しいな
  • あんなことやめてくれたらいいのに
  • どうして分かってくれないんだろう
  • 私のことどう思ってるのかな

など期待や疑問を持っても、ほとんど変わることはありません。

期待するだけ「無駄」になってしまうことが多いのです。

私も経験はありますが、何も言わずに期待していても相手は何も変わりません。

また、話し合いをしても改善効果が見られたということもありませんでした。



人が変わることをなぜ期待してしまうのか

人間関係での違和感に対して、人が変わることになぜ期待してしまうのか?

その理由について、私の経験を含めてお伝えしていきます。

自分に自信がない

自分自身に自信がないことで、人が変わってくれるのを期待しまうことです。

例えば、

  • 自分の意見が言えない
  • 他人の変化で問題を解決しようとする
  • 結果を予測しすぎて行動できない

相手に伝えたいことを言えないケースになります。

自分が我慢すれば、相手が変わってくれるのではないか?と、思い込んでしまうことです。

また、人との関係をこじらせたくない思いから言えないこともあります。

自分の意見や価値観の正当化

人の行動や考え方に違和感がある場合、自分を正当化するために意見を発することです。

言葉を変えていうなら、

  • 自分の価値観の押し付け
  • 自分自身の正当化

相手に自分の価値観を正当化するケースになります。

自分の意見を言うことで相手が変わってくれるのではないか?と、思い込んでしまうことです。

不満解消にも似ていますが、嫌なことをため込むことで気持ちが「不安定」になったり「不満が増す」ことがあります。

そのため自分の気持ちを発することで、気持ちがスッキリすることが多いのです。

自分自身を客観的に分析してみること

相手が変わってくれることを期待しても、期待できないことがほとんどです。

期待ができなければ、気持ち的にスッキリしませんよね。

相手に対して、

  • もう少し言い方を変えて欲しいな
  • あんなことやめてくれたらいいのに
  • どうして分かってくれないんだろう
  • 私のことどう思ってるのかな

と、期待するのではなく、

  • 言い方が悪いのは、自分の伝え方に問題があるかもしれない
  • やめてくれないのは、自分の態度や行動に原因があるかもしれない
  • 分かってくれないのは、自分の価値観を押し付けているかもしれない
  • どう思っているかを知ったところで、自分がどう変わるのか?

客観的に見ることで相手に対しての「原因」となる課題も見えてきます。

原因を考える

客観的に捉えることで原因を考えることができます。

どういうことかと言うと、原因が分かればそれに対して「考える」ことができます。

考えることができれば、

  • 相手の期待を待ってるのではなく、自分の考え方や行動次第で解決する方法が見つかる

考え行動することで、一番良い改善方法を見つけることができるようになるのです。

期待するということは、相手次第になりますよね?

そうではなく、自分次第に考え方を変えてしまうことで、相手の期待が必要なくなるのです。

相手を中心にしない

相手に期待してしまうのは、相手を中心にしていることになります。

いつか変わってくれるとか、いつか分かってくれると改善を待っていても自分のメンタルが持ちません。

そうならないためにも、相手を中心にせず自分の考えで行動していくことが大事になります。

自分が変わることで改善できること

人は思っている以上に「他人に対して興味はない」と、私自身思っています。

この根拠は、50年間生きてきて感じたことです。

だからこそ人との関係は、時にこじれたりするものだと思っています。

出会いがあれば別れがある。

これも人は他人に対して理解できない部分、どうしても分かり合えない結果かもしれません。

ただ、自分の考え方を変えることで改善できることもあります。

私の場合、幸運にも仕事関係で大きなこじれはありませんでした。

実際にあったのは、

  • 夫婦間のこじれ
  • 友人関係の違和感

この2つです。

自分が相手に対し、考え方や捉え方を変えていくことで「不満」「違和感」も軽減されていきました。

1つ言えることは、相手が変わることを期待し続けても改善することはありません。

「変わらない人」は、「変わりたくない人」なので、この先も変わることがない確率のが高いのです。

そのため、変わりたくない人に期待しているよりも、自分を変える。

この方が何倍も楽な改善策だと経験から思います。

価値観を認める

自分が変わることで、相手は相手、自分は自分と割り切ることができます。

そのため相手の価値観に対して、否定や不満を軽減できるのです。

例えば、

  • 相手が思っていることに対して⇒そうではなく自分はこう思っている(否定)

ではなく、

  • 相手が思っていることに対して⇒そういう考えもあるよね(認知)

自分と考え方や行動が違っていても、価値観を認めることで「そういう考えもあるのね」と、捉えることができます。

ただ、人は感情があるので興奮状態の場合は、価値観を認めることができなくなります。

この場合は、距離を置いて冷静になるまで待つことも1つの方法です。

分類してみる

人を分類してみることで、接し方を変えることができます。

例えば、会社関係の場合、組織の中にいるので自分が変わったとしても問題が解決しないこともあります。

この場合は、思い切って転職することも1つの手段です。

夫婦関係の場合は、自分にとって大事な存在ならば最終的には「我慢」になります。

自分が変わったとしても、日々同じ屋根の下で暮らす中で「完全な解決」には繋がってきません。

この場合は、思い切って別居か離婚の決断をする覚悟も必要です。

友人関係は、冷静に考えることで距離を置いても問題ないことが多いです。

無理に相手の価値観を認知する必要もありません。

理由は、自分の価値観を重要視し行動すれば、同じ価値観の友達が新たにできることがあるからです。



まとめ

今回は、人を変えるよりも自分を変える方が何倍も楽な理由についてお伝えしました。

人が変わってくれると期待しても、ほとんどの場合、変わることはありません。

人を変えたいならば、まずは自分の考え方や行動を変えることです。

それでも、今の「不満」「違和感」が、すぐ解決するかと言えばそうではありません。

人との関係の溝が大きくなれば、離れることを視野に入れることも重要だと私は思います。

変えることができない人は、この先も変わることはありません。

相手に期待するのではなく、変えることができるのは自分自身だけといった認識も必要だと思っています。

自分が変わることで、視野も広くなり人との距離感のバランスもコントロールできるようになります。

「50代人間関係がめんどくさいと感じた理由と疲れない生き方」について、こちらの記事でお伝えしています。