
60歳からの再雇用制度って実際はどうなの?立場は?お給料は?気になる再雇用制度についてまとめてみました。

希望退職者募集が目につく今、再雇用は厳しそうですね。それに、現役社員にとっては邪魔な存在らしいって耳にしますよ。
定年退職が近づいてくると、その先の人生を考えませんか?
- 仕事は何歳までするのか?
- 仕事は何歳までするのか?
- 貯金は?
- これからの楽しみ方は?
このように考えることがでてきますよね。
その中でも1番は仕事ではないでしょうか?
そのため再雇用制度や再就職考える人が多くなっています。
再雇用制度とは、国が決めた制度で年金受給までの5年間働くことができます。
ありがたい制度ですよね。
定年年齢を65歳未満に定めている事業主は、その雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を実施する必要があります。(高年齢者雇用安定法第9条)
「継続雇用制度」とは、雇用している高年齢者を、本人が希望すれば定年後も引き続いて雇用する、「再雇用制度」などの制度をいいます。この制度の対象者は、以前は労使協定で定めた基準によって限定することが認められていましたが、高年齢者雇用安定法の改正により、平成25年度以降、希望者全員を対象とすることが必要となっています。
一般的に、減給となります。
企業によって減給に差はありますが、半分近くまで下がったと言う人もいます。
また、企業側や現役社員からは「再雇用の人」を喜んで受け入れないこともあります。
再雇用みじめ?メリット・デメリットとは?
気になる定年後の働き方ですが、私の周りで再雇用制度を使って働いてる人もいます。
理由は違いますが、
- 会社側の要求
- 自主申請
この2つです。
会社側から定年後も働いて欲しいとお願いされた場合と、
自分から働きたい意思を示す場合です。
私の知人のケースを見ると、
会社側からお願いされた人は、
1年間だけ働いて退職しています。
自分から申請した人は、
3年間働いて退職しました。
5年働いた人は、私の周りにはいません。
自分から申請し3年間働き退職した人から
話を聞いたのですが、
「できるなら再雇用制度は使わなほうがいい」
との感想でした。
1番の理由は「プライド」だそうです。
現役社員と、再雇用(契約雇用)との格差です。
長年勤めてきたからこそ、
感じる違和感、居心地の悪さということですね。
再雇用制度を使うにしても、
情報を収集したうえで判断することが
大事なのかもしれません。
「再雇用制度は、実際どうなのか?」
理想と現実を知っておくことで、
定年退職後の働き方を、
見直すきっかけになるかもしれませんね。
そこで再雇用制度のメリットとデメリットを
まとめてみました。
メリット
再雇用制度のメリットとしては
- 今まで働いてきた場所なので急激な変化もなく働ける
- 年金受給金額を増やせる可能性がでてくる
この2つです。
退職して転職する場合、違う環境元で働くことは、
とてもエネルギーが必要になります。
慣れるまでに疲れてしまうんですよね。
再雇用制度を使えば、同じ職場で働くことができるので、
エネルギーを使わずにすみます。
これが再雇用制度の最大のメリットでは
ないでしょうか。
また、厚生年金は70歳まで加入できるので、
再雇用を活用して働けば年金額が増加する
メリットもあります。
デメリット
再雇用制度のデメリットとしては
- 雇用体制が変わるため、給料が今までよりも下がる。
- 立場やプライドが気になる
この2つです。
再雇用制度は、雇用体制が変わるので正社員ではありません。
原則として給与は、働く日数によっては現役より半分くらい減る場合もあるのです。
デメリットしては、給料を減額されることです。
それでも働いて収入があるので、良しとしたいところではあります。

性格にもよりますが、男性ほど、プライドを気にする人が多いかなって思います。再雇用を利用したら、みじめな思いをしたってことを聞きますね。
再雇用制度は、現役社員の延長として働けるわけではありません。
そのため、給料の減額や周りとの調和になじめない
と、いったケースで辞めてしまうこともあります。
国で決めた制度ではありますが、
利用する場合は、メリットとデメリットを
理解したうえで選択してみることです。
クチコミ評価
再雇用に対しての声をまとめてみました。
45才定年制になったら、他の企業だって同じく定年になって、どこが雇ってくれるのか?嘱託か、起業?もしこれが当たり前の制度になるなら、正社員として雇用する受け入れる先や再雇用制度もキチンと出来てないと、年金貰うまで(これすら不確か)の数十年路頭に迷う人もでてくる気がしてならない。
— なゆ。 (@nayu7Umin) October 10, 2021
弊社ちゃん60定年した人間が全員再雇用制度使ってるのつまり60まで働いても生きていけるだけの金がもらえてねえってことだよな?むりなんだよな
— まりもりs🐣 (@MFliebe) October 9, 2021
年金対策の再雇用制度は、満足に働く気のない我儘なOBが職場に居座ってしまって、その分現役層の人員が減らされるので、ハズレくじ引かされるとたまったもんじゃないのよね。
実際、ハズレくじがいるんだけどさ。— 湖太郎 (@kotapo) October 6, 2021
再雇用制度があるのは良いけど
再雇用されたのなら
前までの役職を引きずらず
仕事をしてほしいものだ。皆が皆ではないけど
役職付きだった人が指示されないと
動かないってポンコツ過ぎだろ😓まぁだから他業種にイケなかったのか
行かなかったんだろうけどね。再雇用者が使えない人だとキツいな
— RX (@gutti4) October 4, 2021
人生100年時代って、現役が延びるなんて簡単な話じゃなくて、現役として切り捨てられる価値観がむしろもっと加速することだと思う。再雇用制度なんかは定義としくみを変えないと早晩チグハグになって続かんと思うし、その後の40年をどうするかは、パラダイムシフト級の変革をするしかないだろうとも。
— ちわ (@ririkoino) October 1, 2021
もう怪しくなったというか、逃げ切りは無理と覚悟を決めよう。良い給料、待遇を享受できるのは、サラリーマンでいられる間だけと覚悟しよう。定年になれば、一時金として支給される退職金と、思ったより少ない年金だけ。再雇用制度なんかあてにしていたらジリ貧になります。#副業 #アラフィフ
— 和泉 弥 |アイコン変えました (@wataru_SSB) September 30, 2021
再雇用制度は、社会全体を考えると良い制度とは言えないのかもしれません。
今の社会情勢からすると、再雇用どころか60歳手前で”希望退職者宣告”される可能性もあります。
これでは、再雇用制度を使う前にどうなるかも分からないことになります。
日本社会は先行きの見通しが不透明すぎて不安としか言えません。
60歳からの働き方と生き方
60歳からは、お金と人生について1番考えるときではないでしょうか。
他の年代と違うのは、働くことができないことです。
今までは、どこかで働けば収入がありましたよね。
その「どこか」場所が無くなってしまったら、どんなに働く意欲があっても、
働くことはできません。
そのためにも、蓄えが必要となりますが、
安心できるほどの貯金が無い人の方が多いんですよね。
不安があるから元気なら働いていたい。
そう考えるのは普通です。
また、65歳からの年金額もどう変わるかわかりませんよね。
早い段階で人生をどう過ごしていくか、60歳からの働き方を考え、
行動することが重要ではないかと思います。
年齢に左右されない働き方
再雇用制度を利用しても年齢制限はあります。
パート、アルバイトを選んだとしても、こちらも年齢制限があります。
それだけ働ける場所が限られてくるんですよね。
年齢に左右されない働き方ができれば、1番理想ですよね。
それには、やはり自分自身のスキルが必要になります。
スキルを活かすことで、収入を得ること以外にも、
やりがいや、張り合いにもなります。
大人になってから、勉強することは無いかもしれませんが、
新しいことに挑戦することで、別の自分を発見できるメリットもあります。

50歳になって貯金の少なさに不安を感じ、スキルを身につけることを
考えるようになったんですよね。今では勉強することが楽しいです。
生き方を考える
お金と生き方は、とても関連しています。
歳を重ねるほど、強く感じてくるんですよね。
若い時は、お金が無くても勢いでなんとか
なっていたこともありますよね。
それとちがい、歳をとるということは
勢いが無く、無理や無茶ができなくなります。
そのため、余裕あるお金が必要になってきます。
生活していく分には、不足していなくても、
なにかあった時に、保持しておく準備金が必要です。
また、生きがいになることを見つけ、楽しむことも大事です。
お金は、人生の選択肢を増やしてくれるので、
なにかあった時や、好きなことができることにも、
関連しています。
お金が無くて困ることはあっても、お金が有って困ることはありません。
まとめ
今回は、60歳からの再雇用制度のメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
私は50歳になって強く60歳からの生き方について考えました。
それには、何をすればいいのか?
今できることから始めてみようと思ったんですね。
何もしなければ、みじめな老後しか待っていませんからね(笑)
そこでスキルを身に着けることを始めました。
多様化する社会を考えると、
スキルを持つことは自分の武器にもなります。
少し視野を変えるだけで、
自分にできることを発見できたりします。
今後も変化する社会の中で、
この先の生き方を考え直すことも大事なように思います。