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貯金は、なぜする必要があるのか?目的を実行するため?それとも将来のため?そんな貯金をする理由と、貯金ができない人について詳しくお伝えしていきます。

私は今から数十年前(30代頃)に貯金を意識してきました。

下の子供が保育園に通い始めてから社会復帰したので「貯金」ができる余裕があったことも理由です。

貯金は、子供の成長と共に必ず必要になるお金の準備のためです。

それ以外にも、予備貯金として「もしも」の時に使えるお金を貯めていたのですが、
生活費の他に、なぜ貯金をしていたのかを冷静に考えてみました。

  • 目的のための貯金
  • 将来のための貯金

この2つが貯金をする理由になっていました。

目的のある貯金と、今は必要ではないけど将来(先々)困った時の貯金に分けていたんですね。

ただ、貯金は収入に余裕がないと難しいものだと思います。

節約したとしても限界がありますし、それ以上に心が狭くなるのが嫌でした。

貯金は、何かしらのタイミングや、きっかけが始める動機になってくるのかもしれません。

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なぜ貯金をする必要があるのか?

貯金は無いよりあったほうが良いのは、なんとかなく分かっているのではないでしょうか。

1ヵ月分のお給料を全て使うことができたら、生活にも多少ゆとりが持てるかもしれません。

しかし、生活費と貯金を分けて1ヵ月やりくりしている人は多いのです。

なぜ、貯金をしながら生活をしていく必要があるのかをまとめてみました。

日本特有の節約文化

文化的なことから「倹約」といった価値観が根付いていることも1つの理由になります。

ただ、今はグローバル社会や多様性が重視されるようになりました。

そのため日本特有の「倹約」の価値観も以前よりは変化もみられるようになったかもしれませんよね。

それでも、定期的な貯金や予算管理が行われているのが一般的です。

目的の実現

目的を実現するために、お金が必要になることもあります。

  • 独身者ならば、海外旅行へ行くためにお金を貯める
  • 子育て世代ならば、子供の学費のために貯金をする
  • マイホームの資金に貯金をする
  • 起業するための資金を貯める

このように、必ずお金が必要な目的があることで貯金をするケースです。

これとは逆に、目的がなければ「貯金をする必要がない」ことになります。

将来への備え

将来への備えは、年代によっても異なってきます。

目的を持たない「貯金」になりますが、先々を見据えて貯金はあったほうが良いという考えになります。

  • 予定はないけど結婚するための資金
  • 万が一の不意の事故や病気のためのお金
  • 定年後や老後に向けての蓄え

将来なにかあるかもしれないための「貯金」になります。

貯金ができない人の特徴

貯金はしたほうが良いと言われてますが、貯金ができない人もいます。

そもそも貯金ができないことより、貯金に「重要性」を感じていないこともあります。

言い方を変えるならば、先のことより今を充実させたい気持ちが強い人です。

先を考えて貯金するということは、計画性を持って行動することに値しますが、
計画性を持たなければ、今の行動しかできなくなるのも当然とも言えるのではないでしょうか。

無駄な買い物をしている

貯金ができない人は、浪費癖が強い傾向にあります。

例えば、目的の買い物があるとすると、目的ではない他の物も購入してしまうことです。

計画性のない買い物は、浪費につながりやすく貯金ができないパターンになります。

その他には、セールやまとめ買い割引に「得」を感じやすい人も貯金がなかなかできません。

手取り収入が低い

手取り収入が低い場合、生活費で消えてしまい貯金に回せる余裕がないことです。

生活費の見直しをしても貯蓄できなければ、今より高い収入を得れる仕事を選択していく必要があります。

考えるのが苦手

考えることが苦手な人は、計画性が無いのでお金の管理がむずかしくなります。

考えずにお金を使っていれば、お金は貯まりません。

お金と計画性は関連しているので、考える癖をつけることが大事になります。

人に流されやすい

自分の意志や考えがない人は、人に合わせるためにお金を使ってしまうことがあります。

例えば、飲み会に誘われたら、なんとなく合わせてしまう。

人にオススメされた商品など、なんとなく購入してしまう。

または、トレンドだからといって人と同じ物を身に付けたくなり買ってしまう。

自分の意志よりも、人に合わせる行動をすればお金は貯まりません。

結局、貯金は何のためにしているのか?

参考元:知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和 4年調査結果」

貯金する理由は、老後の生活資金が62.8%と最も高くなります。

続いて不意の事故や病気の備えが47.2%といった調査結果があります。

目的のためのお金よりも将来への備えとして安心を得るために貯金をしていることが分かります。

現実、お金で解決することは多く「もしも」のためや「いざ」という時に役立つのもお金です。

貯金がゼロだった場合、「もしも」の時にはお金を借りることになります。

例えば「もしも」が重なってしまったら?

借金は増え続け、返済に追われることになりますよね。

返済に追われれば、毎月の生活費は不足し最悪、借金を繰り返す日々を送ることになりかねません。

貯金は、今よりも将来の安心を得れることの方が大きいのです。

50代独身女性の貯金、リアルな中央値がヤバすぎる実態について、こちらの記事でお伝えしています。

人生を楽しむため

貯金があることで、心に余裕ができます。

お金を自分自身の楽しみに使うことができるのです。

  • 趣味
  • 旅行
  • 習い事

リフレッシュ効果で、人生も楽しむことができますよね。

また、自分へ投資をすることで、新しい体験をしながら視野を広げることもできます。

毎日がつまらない50代女性、生きがい見つけてみませんか?については、こちらの記事でお伝えしています。

もしものため

いつか起こるかもしれない「もしも」の時に、貯金があれば気持ち的に安心感があります。

  • 仕事を辞めたときや失ったとき
  • 事故や病気なったとき
  • アクシデントが起きた時

人生なにもなく終わることはありませんよね。

何かあって当たり前だと思いながら、備えておくことで安心して生活できます。

50代に知っておきたい「定年後の再雇用制度」厳しすぎる現実については、こちらの記事でお伝えしています。

老後のため

誰もが必ず老後をむかえます。

その時になって慌てたり焦ったりしないためにも、長い計画で貯金しておくと安心ですよね。

老後は、働きたくても働く場所が無いことも考えておくことは重要なことです。

「どうにかなる、なんとかなる」のは若いときの考えで、老後はこの考え方は通用しなくなります。

自分で稼げるスキルがあるか、または貯金があることで心に余裕がある生活を送ることができるのです。

50歳から10年後の自分を考える、後悔しない暮らしとは?についてこちらの記事でお伝えしています。

まとめ

今回は、貯金をする理由、お金が必要だからより不安だから貯めているについて解説してきました。

貯金は、目的のためと、将来の備えとして2つありますが、
圧倒的に多いのが「もしも」の不安からくる行動として「貯金」をしていることです。

貯金ができない人は、目的がないから貯金はしない、のではなく、
将来を予測する行動をすることで、貯金への考え方も変わるのではないと思います。

貯金をすることで、将来の不安を解消し、そして計画的に行動ができるようになります。

貯金をする理由に、疑問を感じている人の参考になればと思います。