熟年女性の離婚後の生活に不安を抱いてる人に向けて、私の経験をもとに女性の生き方についてお伝えしていきます。
私は離婚はしていませんが、別居生活を16年間してきました。
現在も、別居は続いています。
夫からの生活費、養育費の支援は無く、私の収入だけで生計をしてきました。
今は子供も独立したので、1人で暮らしています。
そんな経験をもとに、女性が1人で生活をしながら、近い未来の老後資金についてもお伝えしていきます。
1人の生活は、自由である一方、生活費用は自分で生計をしていかなければなりません。
自分の収入が、とても重要になってきます。
それと同時に、支出を把握しておくことも大事になります。
離婚後の生活の不安や変化について
離婚後は、様々な要因によって異なることがあります。
一般的な傾向をまとめてみました。
経済的な不安定感
離婚後は、夫婦共有の財産や収入が分割されるので、経済的な不安があります。
特に専業主婦だった人や、パートまたはアルバイトで収入が少ない人の場合は、
生活費や住宅費などの問題が発生します。
家庭環境の変化
離婚により、夫婦や子供の関係性に変化することがあります。
子供の年齢にもよっても対応は変わりますが、成人していた場合、家族との関係が希薄になることもあります。
健康面の問題
離婚は、思った以上に精神的なダメージが強くなる傾向があります。
紙切れ1枚のサインとはいえ、同意を得るまでには時間や労力がかかります。
そのためストレスや精神的な問題が起こることもあります。
また、健康面でも運動不足や食生活の乱れによって体調を崩すケースもあるのです。
新しい環境の模索
離婚後は、新しい生活を模索していく必要があります。
今までとは違う自分を見つけるチャンスでもあるのです。
趣味や、新しい友人関係を築くことで、充実した生活を送ることができます。
1人暮らしの生活費はいくら必要?
女性の1人の生活費は、生活スタイルや住む地域によっても変わってきますが、約20万円程が目安になります。
その中でも差が大きいのが、住居費になります。
また、車が必要な地域に住む場合は維持費の負担も大きくなります。
住居費
住居費は、賃貸ならば家賃がかかります。
また、新築や中古住宅を購入した場合は、住宅ローンが発生します。
どちらにしても、毎月の住居の費用は必要になってきます。
- アパート(家賃)
- マンション(家賃・管理費・修繕費)
- 持ち家(住宅ローン・固定資産税)
住む住居によって、毎月の費用は変わってきます。
アパート物件は、他の物件よりも比較的安く借りることができます。
地域によって異なりますが、5~10万円程度が平均になります。
光熱費
光熱費は、家賃と同じで毎月必ず払うものになります。
- 電気
- ガス
- 水道
- 電話(携帯)
季節で変わるのは電気代とガス代ですが、地域によって変わるのが水道代になります。
形態費用は、契約プランによって変わってきます。
目安は、月に2万円程度になります。
食費
食費は生活のスタイルによって変わってきます。
例えば、お弁当を作る人と、外食にする人では違いますよね。
費用を抑えるならば、自炊を多くすることが1番です。
平均的には、女性の1人暮らしは月に3万円程になります。
生活必需品
生活必需品は、毎月一定としてかかるものと、かからないものに分かれます。
- 日用品(洗剤・テッシュ・トイレットペーパー等)
- 衣類
- 医療費
- 美容費
医療費は、健康管理が重要になります。
健康であれば、医療費負担は軽減できるので、意識しておいたほうがいいですね。
また、美容費に関しては、基礎化粧品は物によっては(化粧水・洗顔料)毎月の費用に入る場合もあります。
月の費用としては、2万円程度が目安になります。
交通費
通勤や外出時にかかる費用になります。
交通費は、通勤を除いて出かける頻度が多ければそれだけ費用がかかってきます。
また、車を所有していた場合は、毎月の費用の他に、車の維持費がかかってきます。
- 任意保険料(毎月)
- メンテナンス料(年に数回)
- 税金(毎年)
- 車検(2年に1回)
- 駐車料金(毎月)
車はあると便利ですが、住居費の次に負担は大きくなります。
車種にもよりますが、維持費とガゾリン代を入れると約2万5千円程になります。
地域によっては20万円の給料がもらえない場合もあるので、家賃が重要になってきますよね。
1人暮らしの貯金はどれくらいなの?
50代女性1人暮らしの貯金は、ライフスタイルにより変わってきます。
離婚しても貯金のある人もいますし、全くない人もいます。
老後資金を視野にいれると、収入の10%を貯蓄に回すことが良いとされています。
先行きのための貯金は必要にはなりますが、いくら用意すればいいのか分からないこともありますよね。
人にはなかなか聞けないのが「お金」の悩みです。
では、貯金についてみていきましょう。
平均貯金額
独身50代の平均値貯金額は、924万円です。
この平均貯金額は、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(単身世論調査)2020年」によるものです。
この調査で分かることは、
- 貯金ゼロ ⇒41.0%
- 100万未満 ⇒10.4%
- 700~1.000万円 ⇒5.3%
- 1.000万円以上 ⇒20.2%
意外にも、貯金が無い人も多くいることが分かります。
中央値貯金額
中央値は、平均値と比べると金額が下がります。
平均値が、924万円に対し、中央値になると30万円となります。
30万円って聞くと安心しちゃうけど、老後資金には、全く足りてないですよね。これが現実だとしたら老後破綻になりそう。
50代女性独身の貯金額、リアルな現実については,こちらの記事でお伝えしています。
50代で貯金がないと、真っ先に不安になるのは、老後資金ではないでしょうか?それと同時に、この先の仕事や健康も気になりますよね。貯金さえあれば、悩みや不安も少しは解消されることと思います。他の人は、どれくらい貯金があるの?そんなシビアな貯金の現実について解説していきます。
生きていくうえで貯金はなぜ必要?
生きていくうえで貯金はなぜ必要なのかを考えてみましょう。
特に熟年女性には大事なことです。
先を見据えながら、生活をしていかなければなりません。
- 病気になった時
- 働けなくなった時
- 楽しむための資金
病気や仕事が無くなった時に「貯金」で助けられることがあります。
また、人生を楽しむためにもお金は必要です。
病気になったときの資金
年齢を追うごとに、健康のリスクが高くなってきます。
食事や運動に気を配って生活をしていても、不意の事故や不意な病があるかもしれません。
風邪のように数日で回復できない場合、働くことができないので貯金で生活費を補う必要があります。
働けなくなったときの資金
働けなくなることは、病気の他にもあります。
例えば、
- 定年
- リストラ
- 老後
年齢的な問題と、社会的経済の問題が発生した時です。
それと並行して、老後に突入すれば収入は無くなります。
正社員ならば、再雇用制度を活用しても現在では65歳までが限界です。
それ以後、働く意思があっても受け入れてくれるところが少なくなります。
「定年後の再雇用制度」厳しすぎる現実について、こちらの記事でお伝えしています。
50代に突入すると、そろそろ定年退職が頭によぎってくることでしょう。定年したら、その後の仕事はどうするのか?悩む方も、多いのではないでしょうか?定年退職して別の仕事に再就職するか?再雇用制度を利用して今の職場で働くか?再雇用制度を迷っている人に向けて、再雇用の現実について、メリット・デメリットを分かりやすくまとめてみました。
楽しむための資金
貯金は、病気や働けなくなった以外にも”人生の生きがい”として投資することも大事です。
生きがいを持つことで、人生を楽しく過ごすことができるのです。
私は、健康維持のためジム通いしていますが、これも生きがいの1つになっています。運動することで体力もつくし何より1人で行動できることです。
これ、なんか分かる気がします。誰かと一緒に何かをするというより1人でもできることを続けるってことね。
ペースを崩されたくない、という思いもあるしそれが自分で楽しめる時間(趣味)や、スキルを磨く時間になっているから生きがいになってるかもね。
なにか夢中になれることを探すことだと思います。
女性のテーマでもあるダイエット&健康、50代ともなると健康診断で要注意チェック項目が多くなってきますよね?体のバランスが良くないことから起こることが多いと言われています。そこで意識したいのが、”体脂肪率とBMI数値”です。この、2つの違いや、健康管理に向けて改善方法解説!
若い時はお金があれば、
- 好きな物を買える
- 旅行に行きたい
- 好きなファッションを楽しむ
楽しいことだけで日々、満足していたかもしれません。
しかし、年齢を重ねるにつれて「健康」あっての「お金」になってきます。
このバランスを維持できてこそ、生きがいを楽しむことができるのです。
1人暮らし老後を乗り切るために考えておくこと
老後の生活は、収入が年金のみになります。
そのため、毎月の支出を減らす必要があります。
今と同じレベルの生活水準を保ちたい場合は、年齢に左右されない働き方を確保しなければなりません。
または、年金にプラスできる貯金が必要になります。
老後の生活を見積もるには、定期的な収入や貯蓄の額を考慮し、
無理のない範囲での節約計画を立てることが必要です。
支出を減らす
老後は、支出を減らすことが重要になります。
減らせることができるのは、
- 住居費
- 食費
- 交通費
この3つになります。
老後までに、一軒家を持つことができれば毎月の家賃はかかりません。
ただし、1年に1回の固定資産税がかかります。
出かける頻度を控えることで、交通費も減らすことができます。
今より支出が増えるもの
老後は、支出を減らしても、増えてしまうこともあります。
年齢的な問題が関わってくるので、増えることは前提として考えておかなけらばなりません。
- 医療費
- 介護
この2つになります。
健康リスクが高くなるので、思ってる以上に医療費負担が大きくなります。
また、身体の不自由がでてきた場合には、介護のお金も必要になります。
変わらない支出
老後でも、毎月変わらず払わなけれならいことがあります。
- 住民税
- 国民保険
- 介護保険
この3つです。
収入がなければ、年金から差し引かれることになります。
老後の生活費のモデル
老後生活のモデルをご紹介します。
現在、70歳になる私の知り合いの方の生活の模様になります。
- アパート ⇒3万円
- 食費 ⇒3万円
- 雑費や光熱費 ⇒2万円(携帯代含む)
- 交際費 ⇒1万円
- 交通費 ⇒ゼロ円(自転車・徒歩で行動)
生活費にかかるお金は、9万円になります。
- 年金受給 ⇒8万円
- パート ⇒5万円
毎月の年金が8万円と、週4日のパートタイムの収入で月に5万円入ってきます。
生活費が、9万円なので4万円の余裕があります。
貯金があるかは聞いてませんので、余ったお金を貯金に回しているかもしれません。
月に、13万円あると生活はしていけることになります。
ただ、パートをやめた時は、年金だけでは足らなくなります。
また、病気で入院した場合、深刻になりますよね。
まとめ
今回は、熟年女性の生き方、離婚 一人暮らし 生活費の実情についてお伝えしました。
50代以降の離婚は、生活とその先の老後資金まで考える必要があります。
- 1人暮らしの生活費は約20万円必要
- 1人暮らしの貯金の平均値は924万円、中央値は30万円程
- 貯金の必要性(病気・退職・生きがい)
- 老後の生活は、できるだけ支出をおさえて生活
確定した形が見えない社会情勢の中、年金受給も変化してきています。
受給資格の年齢になったとき、果たしてどれくらいもらえるのか予測がつきません。
そのためにも、50代からは生活費と貯金の両方を意識していくことが重要です。
また、働き方の見直しをすることで老後も働くこともできます。
もし、何も準備をしなかった場合、あなたの、10年、20年後にはどのような暮らしが待っているでしょうか。
1人暮らしは、自由な反面、全てが自己責任です。
みじめな老後だけは、現実に起きて欲しくないことですよね。
今の生活と、老後を考え、計画的に資金面に関して備えておくことが重要だと私は思っています。
10年後の自分を考える、後悔しない暮らしについては、こちらの記事でお伝えしています。
考えすぎて動けない人、行動と計画のバランスをとる方法ついて解説しています。この記事で分かることは、 ・想いが先か?行動が先か?その違いが分かる・成功者の考えはどうなの?思考と行動のバランスの理解・思考と行動のバランスの取り方